ヴィクトリーナ姫路、大阪マーヴェラスとの激闘の幕開けは悔しい逆転負け
APR 11 2026

2026年4月11日、SVリーグ女子チャンピオンシップのクォーターファイナル第1戦がグリーンアリーナ神戸で行われた。レギュラーシーズンを28勝16敗の5位で終えたヴィクトリーナ姫路が、4位の大阪マーヴェラスのホームへと乗り込んだ関西ダービー。負ければ終わりの短期決戦の初戦は、姫路が第1セットを先取するもその後の主導権を握りきれず、セットカウント1-3で惜敗する結果となった。
■ 躍動する野中瑠衣、先制パンチを見舞った第1セット
試合は立ち上がりから白熱した。第1セット、ヴィクトリーナ姫路は野中瑠衣のサーブからブロックを決めて先取点をもぎ取る。一進一退の攻防が続く中、12-12の同点の場面で野中が力強いアタックを決めると、続いて技ありのフェイントで13-12と逆転に成功。終盤のヒリヒリする場面でも野中が強気のアタックを決め、ジャンプして全身で喜びを爆発させた。
■ 立ちはだかる強豪・大阪の壁
続く第2セットも、アウトサイドヒッター(OH)の田中咲希がアタックを決めて3-0と好スタートを切るもSVリーグ初代王者大阪マーヴェラスが底力を発揮、姫路は勢いに乗り切れず、最後は20-25でこのセットを落としてしまう。第3セット、9-13とビハインドの場面では、野中が戦前に「コートに入るとがらりとチームが変わる」と警戒していた大阪マーヴェラスのキャプテン・田中瑞稀にアタック、そして技ありのフェイントを決められる苦しい展開に。後がない第4セット、相手の攻撃をかわしきれず、悔しい敗戦となった。
■ 「まだまだこのチームで戦いたい」
新天地の姫路に合流して半年強、攻守で高い貢献度を示しチームを牽引してきた野中は、試合後に悔しさを滲ませた。 「勝てる試合だった。責任を感じている」と唇を噛みつつも、「まだチームに合流して半年強だが、素晴らしい経験をさせてもらっている。まだまだこのチームで戦いたい」と、明日への強い思いを口にした。また、元オランダ女子代表監督などの経歴を持つ名将アヴィタル・セリンジャーHCは、試合後「44試合戦ってきた。隠すところは何もない」「自分たちを信じるしかない」と明日への意気込みを語った。
クォーターファイナルは2戦先勝方式(最大3試合)。 次戦は明日、4月12日の14時05分から同じくグリーンアリーナ神戸で行われる。姫路がビハインドを跳ね返してセミファイナルへの切符を掴むことができるのか。彼女たちの熱い戦いから目が離せない。