Kamimura Iwao

apr 27 2022

ヨーロッパから学ぶ会社経営のヒント
上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学


株式会社 三英堂商事
代表取締役 上村岩男さま

青雲の志を抱き、半世紀に渡ってビジネスを切り開いてこられた、株式会社三英堂商事 代表取締役 上村岩男社長をお招きし、ビジネスについてたっぷりお話を伺う企画、その名も「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」。

今回の"俺流"行動規範は「会社経営のヒントはヨーロッパ旅行の中にあり」。

今から50年ほど前、上村社長がヨーロッパを旅して学んだこと生かせたことをテーマにお話を伺いました。



歴史の宝庫と言われるヨーロッパ。数多くの場所を訪れる中で、特に印象に残って他のがルーブル美術館に収蔵されている「ミロのヴィーナス像」。この像には両腕がないのですが、これについて「左手にはりんごを持っていた」とか「想像力を掻き立てるためにこのような姿になっている」など、様々な芸術家や科学者が想像し続けているのだとか。「時代を経てもいつまでも想像力を掻き立てるような仕事をしたい」と上村社長は話します。

そのほかレオナルド・ダヴィンチの「モナリザ」やミレーの「落ち穂拾い」などについても話は広がり、一様にヨーロッパの絵画は、歴史的にある一定のメッセージを伝える手段として発展してきたという面があり、鑑賞するだけではなく絵を見て歴史を読み取るという役割を果たしていると続けます。



もちろん、実現のためには社員の力が必要。上村社長は、アメリカ・ネブラスカ大学のフレッド・ルーサンス教授らが編み出した、自信を持つ、物事を楽観的に考えるといった複数の要素を数値化した指標「心の資本」において、同指標が33パーセント向上すると、営業利益に換算して10パーセント程度押し上げる効果になる、と発表されていると紹介します。

さらに、イタリアのナポリから、カプリ島に渡った時に見た地中海の海の青さがずっと記憶に残っていて、現在本社がある渋谷のクロスタワーのオフィスは、カプリ島の海をイメージした壁紙になっていて、応接間の一角にあるオブジェには、砂場もあります。いつも目にしているあれらのオブジェはカプリだったとは!!新たな一面を知ることになった今回の「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」、ヨーロッパに想いを馳せ、お聴きください!





【書籍紹介】
書籍:人生の最後を「感動」で締めくくる! 介護施設選び5つのポイント
(発行:幻冬舎)



  • 高齢化が進み、人生100年時代といわれる今、介護施設の利用者は年々増え続けています。介護施設の利用がごく当たり前となっている状況のなかで、高齢者やその家族にとって非常に大きなテーマとなっているのが施設選びを検討する時「どのような介護施設を選べばよいのか」です。「感動の喜びを得られる介護施設であれば、利用者は生き甲斐と希望を獲得できる」ということを強調、感動を味わえる施設を見つけるためにはいくつかの着眼すべきポイントについて実例を挙げて詳しく解説しています。最期に豊かな人生を送りたいと願っている高齢者の方々やその家族にとって、ささやかな手助けとなることを願った一冊です。

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【スペシャルゲストプロフィール】
上村 岩男(かみむら・いわお)

株式会社三英堂商事 代表取締役社長。
1948年、鹿児島県生まれ。1977年、29歳のとき、不動産管理業務を中心とする三英堂商事を創業(1978年には株式会社三英堂商事に改組し、代表取締役に就任)。1998年から介護事業に参入、現在は首都圏を中心に介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する。