Kamimura Iwao

jul 13 2022

ハフ理論
上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学


株式会社 三英堂商事
代表取締役 上村岩男さま

青雲の志を抱き、半世紀に渡ってビジネスを切り開いてこられた、株式会社三英堂商事 代表取締役 上村岩男社長をお招きし、ビジネスについてたっぷりお話を伺う企画、その名も「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」。

今回の"俺流"行動規範は「マーケティング戦略を考える時、商圏分析の基本的なポイントはハフ理論にあり」です。カリフォルニア大学デービッド・ハフ博士が、消費者が行ってみたいと考える施設に出向く確率を計算式で求めることを提唱した商圏分析理論です。

消費者の居住地から競合店や自店舗の距離を測り、店舗の面積を掛け合わせて「吸引率」を予測する商圏分析の方法は、「居住地から距離が近く、規模の大きい店舗のほうが顧客の来店確率は高くなる」として注目を集めました。

とはいえ、「広ければ良い」というわけではありません。どんなに面積が広くても、品揃えが悪ければ消費者は遠のくでしょうし、面積が狭くともデザイン性に富んだ魅力的ある店舗もあります。

1980年代に通産省(当時)が、「大規模小売店舗法」に基づいた出店審査の基準として、元のハフモデルの計算に使っていた「面積」と「距離」の他に、営業時間やブランド力など様々な要素を計算に取り入れた修正ハフ理論を活用したことで、日本でも一気に認知度が高まりました。



またデータの重要性についても触れています。話題に出た「BIツール」(ビジネスインテリジェンスツール)は、必要なデータを分析し情報を活用できるという経営判断から、注目されています。現在は、データの分析・解析を行う専門家、データサイエンティストなど、BIツールを使いこなす専門人材が市場価値を高めています。

上村社長の経営の秘訣、今回の「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」でもお聴きいただけます!早速お聴きください。







【書籍紹介】
書籍:人生の最後を「感動」で締めくくる! 介護施設選び5つのポイント
(発行:幻冬舎)



  • 高齢化が進み、人生100年時代といわれる今、介護施設の利用者は年々増え続けています。介護施設の利用がごく当たり前となっている状況のなかで、高齢者やその家族にとって非常に大きなテーマとなっているのが施設選びを検討する時「どのような介護施設を選べばよいのか」です。「感動の喜びを得られる介護施設であれば、利用者は生き甲斐と希望を獲得できる」ということを強調、感動を味わえる施設を見つけるためにはいくつかの着眼すべきポイントについて実例を挙げて詳しく解説しています。最期に豊かな人生を送りたいと願っている高齢者の方々やその家族にとって、ささやかな手助けとなることを願った一冊です。

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【スペシャルゲストプロフィール】
上村 岩男(かみむら・いわお)

株式会社三英堂商事 代表取締役社長。
1948年、鹿児島県生まれ。1977年、29歳のとき、不動産管理業務を中心とする三英堂商事を創業(1978年には株式会社三英堂商事に改組し、代表取締役に就任)。1998年から介護事業に参入、現在は首都圏を中心に介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する。