Kamimura Iwao

mar 09 2022

寝食を忘れる
上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学


株式会社 三英堂商事
代表取締役 上村岩男さま

青雲の志を抱き、半世紀に渡ってビジネスを切り開いてこられた、株式会社三英堂商事 代表取締役 上村岩男社長をお招きし、ビジネスについてたっぷりお話を伺う企画、その名も「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」。

今回の"俺流"行動規範は「寝食を忘れて働け。人が遊んでいる時は働き、人が寝ている時はペンを持て」。

寝食を忘れて働け、という言葉のニュアンスからは、昨今の働き方改革の風潮に逆行していると、聞こえる方もいらっしゃるかもしれませんね... 上村社長のお話からは強要するものではなく、「真剣になれば寝食を忘れて行動することがあるはず」、という自発的な考え方として教えていただいたと私は理解しています。



1日24時間はみな平等に与えられています。前提条件が同じであれば、時間の使い方によってパフォーマンスに差が出てくるのは当然ですし、ビジネスは競争ですから勝者と敗者に分かれてしまうケースも出てくると思います。自分でビジネスを経営している創業者や経営者にとっては、ごく自然な考え方ではないでしょうか。

上村社長は「行動の量」と「仕事の成果」は「比例する」部分が多分にあると話し、「量は次第に質につながる」と教えてくださいます。

上村社長が創業した昭和50年代初冬は、現代のようにパソコン、携帯、スマホなどはもちろんなく、ファックスもなかった時代。自分の足で靴底を減らし、情報を収集し、お客様に届ける、という行動を続ける中で、渋谷の坂道を歩きながら、靴が破れている自分に気づいたこと、創業時に病気で倒れてしまったことなど、私からは想像もつかない過酷なエピソードを教えていただきました...



そんな過酷な状況からも這い上がった経験から、「自分に負けたくない」という闘争心を持ち、寝食を忘れ「人が遊んでいる時は仕事をして、人が寝ている時はペンを持つ」境地に至るプロセスに少しだけ触れることができたように感じます。

なかなか誰もが真似できることではないですが... 上村社長の闘争心に番組を通じてぜひ触れていただきたいと思います。それでは「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」、ぜひお聴きください!





【書籍紹介】
書籍:人生の最後を「感動」で締めくくる! 介護施設選び5つのポイント
(発行:幻冬舎)



  • 高齢化が進み、人生100年時代といわれる今、介護施設の利用者は年々増え続けています。介護施設の利用がごく当たり前となっている状況のなかで、高齢者やその家族にとって非常に大きなテーマとなっているのが施設選びを検討する時「どのような介護施設を選べばよいのか」です。「感動の喜びを得られる介護施設であれば、利用者は生き甲斐と希望を獲得できる」ということを強調、感動を味わえる施設を見つけるためにはいくつかの着眼すべきポイントについて実例を挙げて詳しく解説しています。最期に豊かな人生を送りたいと願っている高齢者の方々やその家族にとって、ささやかな手助けとなることを願った一冊です。

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【スペシャルゲストプロフィール】
上村 岩男(かみむら・いわお)

株式会社三英堂商事 代表取締役社長。
1948年、鹿児島県生まれ。1977年、29歳のとき、不動産管理業務を中心とする三英堂商事を創業(1978年には株式会社三英堂商事に改組し、代表取締役に就任)。1998年から介護事業に参入、現在は首都圏を中心に介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する。