Kido Ayano

oct 07 2021

宇宙を民主化する
日本発の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」徹底解剖


さくらインターネット株式会社
事業開発本部 クロスデータ事業部 開発・運用グループ
宙畑-sorabatake- 代表 城戸 彩乃さま

クラウド上で衛星データの分析ができる日本発の衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」。さらに「Tellus(テルース)」の開発・利用促進を行うアライアンス「xData Alliance」を発足させ、 宇宙データのオープン&フリー化で多様な宇宙ビジネス創出を牽引する、インターネットインフラサービスを提供するさくらインターネット株式会社。

本プラットフォームの名称は、宇宙から得られる地上のデータにより豊かな未来を作り出したいという意を込め、大地の女神「Tellus(テルース)」が由来。

一体どんな可能性があるのだろう……詳しくお話を伺うべく、宇宙ビジネス情報サイト「宙畑-sorabatake-」代表で、起業家としてさくらインターネットにジョインする 城戸 彩乃さんをお招きしました。



「Tellus(テルース)」は2019年2月の提供開始から約2年となる2021年2月17日に、アカウント登録数が2万を突破しています。また、Tellus利用者のうち、法人利用者の実に90%の方が宇宙産業従事者以外とのこと。幅広い業界で衛星データの利用が広がっており、これからの可能性に期待が高まります。

内閣府の「宇宙産業ビジョン2030※1」によると、日本の宇宙産業全体の市場規模は約1.2兆円で、2030年代早期の倍増が目標。同時に、宇宙産業の発展に向けて、スタートアップをはじめとした新規参入者の拡大がポイントとなりますが、一般社団法人SPACETIDEの調査によると、宇宙ビジネスに取り組む日本のスタートアップ企業数と投資家数は、いずれも衛星データ関連ビジネスを含む「宇宙データ・技術利活用」が最も多く、スタートアップ企業および投資家からの注目が高いという結果※2がでています。



※1 2017年5月に内閣府が発表した日本の宇宙産業の成長目標、その実現に向けた課題や施策を取りまとめたものです。
https://www8.cao.go.jp/space/vision/vision.html

※2 一般社団法人SPACETIDEが発行する、宇宙ビジネスに関する理解・興味を深め、情報活用の促進を目的とした宇宙業界のレポート「COMPASS vol.3」の調査結果です。
https://spacetide.jp/whatwedo#compass

世界中で盛り上がりを見せる宇宙ビジネス、「Tellus(テルース)」の取り組み、ぜひお聴きください!





<参考情報>
【衛星データプラットフォーム「Tellus(テルース)」について】

Tellusは、さくらインターネットが経済産業省の「政府衛星データのオープンアンドフリー化・データ利活用促進事業」として、開発・運用に取り組んでいる衛星データプラットフォームです。衛星データや衛星データを扱うさまざまなツールの提供、アプリケーションなどの開発環境、衛星データ活用のためのトレーニングおよび衛星データコンテストなどの教育コンテンツ、そして衛星データを活用するためのドキュメントを提供するオウンドメディアといった機能を有しています。また、Tellusには衛星データに加え、気象、人流などの地上データを順次搭載しています。

本プラットフォームの名称は、宇宙から得られる地上のデータにより豊かな未来を作り出したいという意を込め、大地の女神「Tellus(テルース)」から取っています。

・Tellusの利用登録
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Tellusウェブサイト
【スペシャルゲストプロフィール】
城戸 彩乃(きど・あやの)

宇宙産業を日本の誇る基幹産業にをモットーに宇宙をつかってあらゆることをサービス化。TELSTAR Founder / 宙畑 Founder / sorano me inc. CEO /宇宙データプラットフォームTellusのプロダクト担当。衛星データで日本全国移住生活をしています。