Kamimura Iwao

may 25 2022

キャズム理論
上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学


株式会社 三英堂商事
代表取締役 上村岩男さま

青雲の志を抱き、半世紀に渡ってビジネスを切り開いてこられた、株式会社三英堂商事 代表取締役 上村岩男社長をお招きし、ビジネスについてたっぷりお話を伺う企画、その名も「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」。

今回の"俺流"行動規範は「企業戦略の中で、マーケティングに重要な"キャズム"とは何か」です。企業の革新的な商品やアイディアをマーケットに投入する際、アイディアが大衆化しない原因の一つに「キャズム」があると話します。キャズムとは溝のこと。

「キャズム理論」とは、導入期で成功した製品が、成長期において様々な制約条件に負けて溝(キャズム)に落ちで消えていくという現象を捉え、キャズムを乗り越えるためのマーケティングアプローチを示した理論です。著書「キャズム」(原題 Crossing the Chasm)の中で、ジェフリー・ムーアが提唱しています。

(出所)February 21, 2018 By Matt S. Smith, MBA

「キャズム理論」と関係性が深いのが「イノベーター理論」。商品やサービスを購入する顧客について、5つのカテゴリーに分けた内容が「イノベーター理論」です。「イノベーター理論」については、すでに当番組で取り上げています。

マーケティングとは/FEB 09 2022

なぜ、キャズムが発生するのでしょうか?その原因は、導入期の市場(イノベーター、アーリーアダプター)とその後に続くメインストリーム市場(アーリーマジョリティ)、それぞれのユーザーの価値観の違いにあります。 導入期の市場には目新しさや話題性などで飛びつくユーザーも、メインストリーム市場ではそれだけでは飛びつかない。安心なのか、安全なのか、恥をかかないか等、価値観が大きく違うわけです。

「いかにキャズムを超えてメインストリーム市場を攻略するか?」

マーケティング理論の基本を知っているか、知らないかでは大きな差が出ることは言うまでもありません。さらに、上村社長からは、職場での人間関係、つまり人事等にも役立てることができると話は広がりました。今回の「上村岩男の"歴史が刻む"実践経営学」も盛りだくさんです!早速お聴きください。







【書籍紹介】
書籍:人生の最後を「感動」で締めくくる! 介護施設選び5つのポイント
(発行:幻冬舎)



  • 高齢化が進み、人生100年時代といわれる今、介護施設の利用者は年々増え続けています。介護施設の利用がごく当たり前となっている状況のなかで、高齢者やその家族にとって非常に大きなテーマとなっているのが施設選びを検討する時「どのような介護施設を選べばよいのか」です。「感動の喜びを得られる介護施設であれば、利用者は生き甲斐と希望を獲得できる」ということを強調、感動を味わえる施設を見つけるためにはいくつかの着眼すべきポイントについて実例を挙げて詳しく解説しています。最期に豊かな人生を送りたいと願っている高齢者の方々やその家族にとって、ささやかな手助けとなることを願った一冊です。

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【スペシャルゲストプロフィール】
上村 岩男(かみむら・いわお)

株式会社三英堂商事 代表取締役社長。
1948年、鹿児島県生まれ。1977年、29歳のとき、不動産管理業務を中心とする三英堂商事を創業(1978年には株式会社三英堂商事に改組し、代表取締役に就任)。1998年から介護事業に参入、現在は首都圏を中心に介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅、地域密着型のグループホームを運営する。